子育て1年目のパパママ必読本!~新装版『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』を読んで~

子育て
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

今回は、秋の夜長のお供として購入した『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』の紹介と、読んだ感想を記事にしたいと思います。

子育てが始まったばかりの、赤ちゃんを抱えるお父さんお母さんは読んで損のない本だと断言できます(自分も、その時に読みたかった)。

著者の森戸やすみ先生とは

1971年、東京生まれ。小児科専門医。〔中略〕医療者と非医療者の架け橋となるような記事を書いていきたいと思っている。

本書記載の著者プロフィール欄より

ブログ:https://yasumi-08.hatenablog.com/
twitter:@jasminjoy

小児科『専門医』とは?

専門医とは、正確には学会認定専門医のことです。

学会認定専門医(がっかいにんていせんもんい、英語: medical specialist)とは、医学・歯学の高度化・専門化に伴い、その診療科や分野において高度な知識や技量、経験を持つ医師・歯科医師のこと。

wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%B0%82%E9%96%80%E5%8C%BB)

各学会が定めている試験や研修をクリアした医師のみが名乗れる肩書きのことで、医師の技能を判断する目安の一つになります。

今回であれば、本書の著者である森戸やすみ先生は、日本小児科学会が認定した、「小児の専門の医師」ということです。

この肩書きを聞いただけで、この本への信頼度が高まりますね。

※小児科専門医という肩書きを持つ人はどれだけいて、どこの病院やクリニックにいるのか、下記2つのリンクから検索できます。

参考ページ①: 専門医名簿検索(公益社団法人日本小児科学会)
参考ページ②: 専門医を探す(病院検索ホスピタ)

本の内容

本の構成としては、育児の中で浮かんでくる疑問に対し、著者が医学的根拠をもとに回答する、という、一問一答形式で書かれています。

疑問点も、赤ちゃんの体の特徴から、離乳食の開始時期、熱を出したときにまずはどんな対処をすればよいのかなど、育児をする中で、誰しもが必ず思い浮かべるであろう疑問がほぼほぼ網羅されています。

例えば、下のような感じです。

ベビーバスっていつまで?

最初からベビーバスを使わないで、一緒に入ってもいいんですよ。

〔中略〕助産師さんによると、ベビーバスを使う習慣があるのは家にお風呂がなかった時代の名残で、しかも便利だから。〔中略〕お湯がきれいなら大丈夫なので、ぜひ一緒に入ってください。ただしお母さんは、産後1か月ほど経って、産婦人科医から許可が出るまでは湯船につかれないので注意しましょう。

上はあくまで1例ですが、このような、お父さんお母さんがふと思いつく些細な疑問から、知らない赤ちゃんにとって逆効果な対応をしてしまうことまで、様々な疑問にお答えしたいです

読んだ感想

わが子は今年で3歳になります.

本書の内容は、自分にとってタイムリーに役に立つ情報、という訳ではありませんが、既に知っていたことでも、なぜそうなのかという根拠まで知らなかったり、わかっていたと思っていたことも、実は間違った情報だったのかという気づきを与えてもらいました(かぜの時に入浴すると体調が悪化する、というのは根拠がないなど)。

自分の周りでは最近、めでたく子どもを授かり、これから育児を始めていこうという友人も何組かいます。

「これから育児を始める人たちへ正しい知識のありかを伝えることができる」という意味では、自分にとっても、このタイミングで本書を読むことができて良かったと思っています。

社会により正しい知識を広めるための努力が必要

幸いにも、自分は大きな過ちを起こすことなく、子どもが無事に成長してくれていますが、世の中には正しい知識を知らず、間違った認識で取り返しのつかないことをしてしまう家庭もあるかと思います。

「知っていれば防げた不幸」を無くすためにも、本書のような、医学的根拠にもとづく知識を広く知らせることは必要不可欠なのだろうなと感じました。

こういったことの対策が、「幼児教育の経済学」でジェームズ・J・ヘックマンが提唱しているような、「幼児を持つ家庭への介入に関する投資」へつながっていくのだろうなというのが、今回の感想のまとめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もし、このブログを見ている方で、現在育児真っ最中の方、または、周りにそういった方がおられる方は、是非本書に目を通してみてください。

大半の方にとっては既に知っていることがほとんどかもしれませんが、それでも、育児についてより深く知ることができる1冊ですので、読んで損はないと思います、

この記事が、育児を頑張っているお父さんお母さんの少しでも手助けになれば幸いです。

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