国立国会図書館が絶版本を無料公開、自転車関連の本はある? 個人的に気になる書籍を紹介!!

COLUMN
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

みなさんは、今年(令和4年)の5月19日に、過去に日本で出版された本のうち、絶版などで入手が困難になった本がオンラインで無料閲覧できるようになったのをご存じでしょうか?

今回は、その中でも自転車関連書籍で面白そうなものを探してみましたので、いくつかご紹介したいと思います。

温故知新という言葉もありますので、古い情報から何か新しい発見が得られるかもしれません。

国立国会図書館とは?

国立国会図書館(National Diet Library,Japan)は、日本唯一の国立図書館です。

「国会」という名前のとおり、本来は国会議員が職務遂行のために、調査研究に必要な資料を保管・提供する機関です。

今では、その収集した図書をすべての日本国民へ提供されています。

国立国会図書館の何がすごいって、日本で流通している出版物が全て納められていることです。

むずかしい学術本からコミックスまで、全てが国立国会図書館に納められる仕組みになっています(ちなみに映像資料もなので、アニメBlu-rayも対象です)。

今回ご紹介するオンライン閲覧サービスでは、映像資料やコミックス関係の書籍はありませんので、そちら方面を期待している方には物足りない情報かもしれません

国会図書館オンラインサービスの利用方法

正式名称は、「個人向けデジタル化資料送信サービス」です。

利用するためには、

  1. 国立国会図書館の「登録利用者(本登録)」である方
  2. 日本国内に居住している方
  3. 最新の個人向けデジタル化資料送信サービス利用規約(PDF: 285KB)に同意している方

を、全て満たす必要があります。

利用者登録方法

利用者登録は図書館に来館や郵送でもできますが、「国立国会図書館オンライン」というページで、オンライン手続きも行うことができます。

詳しくは、国立国会図書館の公式HPを参考にしてください。

補足ですが、個人向けデジタル化資料送信サービスが開始したことで、利用者登録手続きに遅れが出ているようです。

自分も、今回の記事を書くにあたって申請してから承認されるまでおよそ2週間かかりました。

自転車関連でオススメの書籍4選!

それでは、自分が自転車関連で面白そうだと感じた書籍をいくつかご紹介します。

ただし、今回ご紹介する書籍はほんの一部です。

「自転車」というキーワードで検索しても膨大な書籍情報がヒットしますので、自分の興味をそそる書籍を探してサイトを徘徊するのも良いかもしれません。

自転車技術情報シリーズ ~一般社団法人 自転車産業振興協会 技術研究~

自転車及び車いす並びにこれらの部品、附属品の生産、貿易、流通及び消費の増進並びに改善を図り、もって我が国自転車産業の振興と国民生活の向上に寄与する

という目的を掲げた組織が発行する書籍。

自転車に関する情勢やフレームなどの部品の耐久性に関する実験結果など、読んでいるととても勉強になります。

交通事故による自転車乗員頭部外傷の発生要因解明と頭部保護に関する研究 ~及川 昌子(首都大学東京)~

タイトルのとおり、自転車事故についてその原因と事故時のケガを分析して、頭部へのケガを防ぐための研究結果をまとめた論文です。

車に衝突した際のヘルメットへの衝撃実験など、頭部を守るためにヘルメットがどれだけ重要な役割を果たしているのかが科学的に検証されています。

ヘルメットが大事ということはみなさん理解していると思いますが、それを数字で示した資料というのは中々見ないので、いい勉強になりました。

自転車運動時におけるビンディングペダル使用時の下肢筋活動、回転数、機械的効率の変化 ~日本運動生理学雑誌~

こちらも論文。

フラットペダルとビンディングペダルについて、脚の筋肉にかかる負荷の違いを実験し、比較したものです。

ビンディングペダルに必ずついて回る「引き足」についても科学的に言及しています。

スポーツ用自転車に関する耐久調査事業報告書 ~公益財団法人 日本サイクリング協会~

日本サイクリング協会(JCA)が、主催する「全日本10時間耐久サイクリングinつくば」にて、イベント参加者を対象に、スポーツ用自転車に関するアンケート調査を行った結果をまとめたものです。

むしろ、この調査をしたいがためにイベントを企画したのだとか。

報告書の中では、参加者がどのメーカーの自転車に乗っているのか、コンポーネントのブランドはどこかなど、その年の流行が見て取れるので、中々興味深かったです。

ちなみに、こちらの報告書は、JCAの公式HPでも公開されていますので、興味のある方はそちらも見てはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

国会図書館のWebで閲覧可能な書籍は、どれも年代の古いものばかりですが、その中にも新しい気づきを得ることができる情報があるかもしれません。

興味のある方は一度利用してみてはどうでしょうか。

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