Tern HSD P9にチャイルドシート用のオプションパーツが出た!!

子育て
Photo by Jomjakkapat Parrueng on Unsplash
記事内に広告が含まれています。

みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

結構前の情報なので、今更感があるかもしれませんが、Ternのカーゴバイク「HSD P9」に、チャイルドシート装着を可能にするオプションパーツが発売されました。

これまで、「HSD P9へのチャイルドシートの装着は推奨しない」という姿勢を見せていたTern Bycycles Japanですが、今回紹介するオプションパーツの登場によって、チャイルドシートも装着可能だと公式HPでアナウンスされているのを見つけましたので、そのあたりも含めてご紹介させていただきます。

Tern HSD P9とは?

HSD P9は、機能的でデザイン性の高い小径車を製作するブランド、「Tern」が展開するカーゴバイクです。

細かい部分は過去記事をご覧になってください。

バイク全体の耐荷重は170kg、リヤキャリアだけで60kgの荷重に耐えられる頑丈な設計で、2.5時間の充電で最大約100kmの走行が可能という高性能電動ユニットを持ち合わせた、他のメーカーとは一線を画すE-bikeです。

参考ページ:Tern Bycycles Japan公式HP

なぜ、いままでHSD P9にはチャイルドシートの装着を推奨されていなかったのか?

前回ブログ(Tern HSD P9にはチャイルドシートを取り付けても大丈夫なのか、調べてみました【試乗レポートあり】)で書きましたが、端的に言うと、「日本では、子供乗せ自転車の安全基準の1つに「両立スタンド」の装着があるけれど、HSD P9には両立スタンドのオプションがないから」というのが理由です。

別に、片足スタンドの自転車にチャイルドシートを取り付けて子供を乗せてはならない、という法律はないので、今までもチャイルドシートを取り付けて走行しても問題はなかったのですが、やはり安全面を考えると、メーカーとしては推奨しないというスタンスでいるほかなかったのでしょう。

この度、めでたくチャイルドシートを装着しても安全面で問題ないスタンドのオプションパーツが追加されたたため、チャイルドシートの装着も解禁? となったようです。

今回発売したオプションパーツは?

Ternは、本体以外にもオプションパーツが豊富です。

今回紹介するのは、チャイルドシートの装着に関わる3つです。

Clubhouse Mini(クラブハウスミニ)

画像引用元:https://www.ternbicycles.com/en/accessories/471/clubhouse-mini
  • 価格:¥19,800(税込)
  • 重量:1.8 kg
  • 耐荷重:18kg

リヤキャリアにチャイルドシートを装着した時の安全バーのような役割をするオプションパーツです。

ただし、このパーツがなくてもHSD P9にチャイルドシートは装着できます。

日本では、自転車の後部座席に乗ることが出来るのは6歳未満(一部地域では6歳でも小学校入学までOK)なので、あまり必要性を感じませんが、海外では、もっと大きな子供を乗せることが出来るようで、どちらかというとそちら向けのパーツになります。

※海外の具体的な2人乗り事情は分からないのですが、10歳以上が乗ることを想定したオプションパーツも用意されていますので、そのように判断しました。

DuoStand G2

画像引用元:https://www.ternbicycles.com/en/accessories/472/duostand
  • 価格:¥14,520(税込)
  • 重量:1.5kg
  • 耐荷重:60kg

今回紹介するパーツの目玉。

HSD P9の車体中央部分に装着する2股のスタンドです。これが登場したことで、HSD P9へのチャイルドシート装着を公式が許容したのではないかと個人的に推測しています

子供を乗せたり、大きな荷物を運ぶ計画をされている方は、標準装備の片足スタンドからこちらのスタンドへ交換したほうが安全です。

※日本における「両立スタンド」は、厳密にいえば「車輪の両側からスタンドで自転車を直立に保持するための装置」なので、今回Ternが出したオプションパーツは「両立スタンド」ではなく「センタースタンド」なのですが、現実問題として高い安定性能を持つスタンドであることは間違いないので問題なし、判断したのではないでしょうか。

Sidekick HSD Wheel Guard

画像引用元:https://www.ternbicycles.com/en/accessories/471/sidekick-hsd-wheel-guard
  • 価格:¥4,620(税込)

巻き込み防止用のホイールガード。

本国のHPでは、「フットガード機能のないチャイルドシートを使用する場合はお使いください」とあります。

今どきのチャイルドシートは、ほとんどフットガード機能が付いていますので必要ないかと思いますが、心配な方は装着されたほうが安心です。

標準装備のリヤキャリアへ装着可能なチャイルドシートをお持ちであれば、必要なオプションはDuoStand G2のみかと思いますが、予算に余裕のある方は上の3つのパーツを全て取り付けたほうが、子どもの安全面は向上すると思います。

参考ページ:HSD / SHORT HAUL用Newアクセサリーのご紹介(Tern Bycycles Japan公式HP)

Tern HSD P9に装着できるチャイルドシートは?

日本の公式HPでは装着できるチャイルドシートについての情報はありませんが、海外のHPでは、「様々なチャイルドシートに互換性あり」と記述があります。

ただし、日本のメーカーが適合しているかは不明なので、チャイルドシートの装着を検討される方は必ず事前に確認が必要です。

海外HPには、別オプションのパニアバッグ(リヤキャリア横に着ける荷物用バッグ)と干渉せず装着できるチャイルドシートとして、以下の5つが紹介されています。

装着が推奨されているチャイルドシート

  • Thule Yepp Maxi (リアキャリアの1つ目の窓に装着する必要があります。)
  • Thule Yepp Nexxt Maxi
  • Bobike Go
  • Burley Dash RM
  • Hamax Caress

2021年11月20日現在、Burleyのチャイルドシート以外は、日本でも購入可能です。

チャイルドシートの装着について

Tern Bycycles Japanの公式HPでは、2021年11月20日現在、チャイルドシートの装着について以下のとおり注意事項が掲げられていますので、ご注意ください。

!チャイルドシートの装着について!
●Ternでは世界市場向けの統一写真を販促ツール等で使用しています。海外におけるHSDへのチャイルドシートの装着は安全基準を満たし、問題なく使用されていますが、日本の安全基準は海外とは異なります。国内での装着・使用については、チャイルドシートメーカーやTern正規販売代理店へ必ずご相談いただきますようお願いいたします。
●チャイルドシートについては、メーカーや仕様によっては装着できない製品、日本の安全基準を満たさない製品もあります。
●チャイルドシートを車体に装着して使用する際は、安定性の高い両立スタンドに変更する、フラつきがないか、足の巻き込みがないかなど安全面を考慮する必要があります。

Tern Bycycles Japan公式HPより(https://ternbicycles.jp/post-956/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

正直、ママチャリを求めている方には値段も性能もオーバースペックですが、自動車に代わる移動手段と考えると、こんなにも高性能で日本の道路事情にマッチしたE-bikeも珍しいと思います。

予算に余裕のある方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました