カーゴバイクはママチャリのように子供乗せ自転車として活用できるのか?

子育て
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

わが子もすくすく大きくなって、電動ママチャリの購入を夫婦で話し合う時期に入ってきました。

今は幸い、自宅から最寄りのスーパーまで、なんとか3歳の子どもでも歩いて移動できる距離にありますので、電動ママチャリがすぐに必要というわけではないのですが、今後、子どもの行動範囲も広くなっていきますので、家族で一緒に移動できる手段は持っていて損はないなーと思っています。

子供を乗せて移動できる乗り物としては、日本ではママチャリ(最近は電動アシスト付きが主流)が代表的なのですが、自転車好きの自分としては、何かもっと珍しい感じの子供乗せ自転車はないものか、と考えてしまいます。

そこで、今回は最近耳にするようになった、カーゴバイクというジャンルの自転車が、子供を乗せて走行できないか、色々調べてみましたので紹介します。

カーゴバイクの定義は?

そもそも、カーゴバイクとはどのような自転車のことを指すのでしょうか。

Wikipediaでは、下のように解説されています。

カーゴバイクとは、大きな荷物などを運ぶことが出来る運搬用自転車である。英語ではFreight bicycleともいう。
基本的にリアカー・サイクルトレーラーのように積載装置がけん引式で独立したものと言うより、自転車のフレームそのものに積載能力があるものを指し、後部荷台のように後ろに荷物を積載するもの、前の部分に荷物を載せるスペースがあるものや、前に大きな箱が付いているものなど、二輪車・三輪車問わず用途に応じた様々な形状のものが存在し、自転車が環境や健康にもたらす効果を重視し、自転車利用が盛んなオランダやデンマークでは多くの家庭や企業で利用されている。
近年軽量化されたカーゴバイクも開発されたことにより、メッセンジャー会社では今までは不可能であった大型の荷物の素早い運搬が可能となり、普及が進んでいる。また、カーゴバイクを対象としたレースも行われている。二輪車の前輪および後輪のフレームを、カーゴバイク仕様にする交換キットも販売されている。

Wikipediaより(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF

つまり、読んで字の如く「荷物(カーゴ)を運ぶことに特化した自転車」というもののようです。

日本で走ることが出来るカーゴバイクの大きさは?

海外メーカーのinstagramを見てみると、大きな荷物を運搬できる変わりに、その分サイズ(特に車体の長さ)が大きくなっているものがほとんどです。

自転車(法律的な呼び名では「普通自転車」)として、日本で走ることができるカーゴバイクにはどのような制限があるのか、法律の観点から調べてみました。

法律で定められた「自転車の定義」

基本に立ち返り、日本における自転車とは、どのようなものを指すのか調べてみました。

道路交通法施行規則では自転車を次のように定義しています。

(普通自転車の大きさ等)
第九条の二の二 法第六十三条の三の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 車体の大きさは、次に掲げる長さ及び幅を超えないこと。
イ 長さ 百九十センチメートル
ロ 幅 六十センチメートル
二 車体の構造は、次に掲げるものであること。
イ 四輪以下の自転車であること。
ロ 側車を付していないこと。
ハ 一の運転者席以外の乗車装置(幼児用座席を除く。)を備えていないこと。
ニ 制動装置が走行中容易に操作できる位置にあること。
ホ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。

(道路交通法施行規則第9条の2の2より)

法律で定められた大きさ(長さ190cm、幅60cm)を超えた場合は、ただの「軽車両(馬車と同じ扱い)」となり、車道や自転車道は走行できても歩道の走行が認められなくなります。

この法律は、カーゴバイクにももちろん同様に適用されます。

自転車に子どもを乗せる場合の条件

通常、自転車は2人乗りが禁止ですが、「幼児用座席」を使用して子供を乗せる場合は2人乗りまたは3人乗りが認められています。

では、自転車に「幼児用座席」を設置するにあたっての基準はどのようなものになるのでしょうか。

イヤホンライトと同じく、自転車における同乗者数や積載重量の規定は、各都道府県の交通安全委員会が定めています。詳しい内容は省略しますが、近畿地方2府5県における規定はおおむね下のとおりです。

幼児用座席が1つの場合・運転者が16歳以上である。
・幼児用座席に乗車できるのは未就学児(およそ6歳未満)まで。
・幼児用座席以外でも、4歳未満の者ならばひも等で確実に背負う場合乗車OK(この場合は幼児用座席+背負いで3人乗りOK
※京都府と奈良県は6歳未満までひも等の背負い乗車OK幼児(小学生未満? 6歳?)
幼児用座席が2つの場合・運転者が16歳以上である。
・幼児用座席に乗車できるのは未就学児(およそ6歳未満)まで。
・幼児二人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び2つの幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に乗車させる場合
・幼児用座席以外でも、4歳未満の者ならばひも等で確実に背負う場合乗車OK(この場合は幼児用座席2つ+背負いで4人乗りはNG。最大で3人まで。
※京都府と奈良県は6歳未満までひも等の背負い乗車OK幼児(小学生未満? 6歳?)
積載重量積載物の重量は、積載装置を備える自転車にあっては30キログラムを、自転車により牽引されるリヤカーにあっては120キログラムをそれぞれ超えないこと。
※兵庫県、三重県、滋賀県は自転車の積載重量は60キログラムまでOK。

「幼児二人同乗用自転車」とはなにか、については、以下のリンクで詳しく解説されていますので、興味のある方はご覧ください。

参考ページ①:【失敗しない】子供乗せ自転車の選び方ガイド&おすすめ商品(Panasonic)

参考ページ②:子ども乗せ自転車の選び方&乗り方(miku)

つまり、カーゴバイクを普通自転車として、また、「子ども乗せ」自転車として扱うには、

  • 車体の長さ190cm以内
  • 車体の幅60㎝以内
  • 取付可能な幼児用座席は1つまで(幼児二人同乗用自転車に認定されていれば2つ)
  • 載せる子どもや荷物の重さは合計で30~60kgまで(都道府県による)

を、満たしていれば良いというわけです。

正直、上の条件はそこまで厳しいものではありませんので、幼児用座席が取り付けできる構造であれば、クロスバイクやロードバイクでも子供乗せ自転車として使用することは可能です。

ただ、子供や荷物を載せたときの操作性や転倒事故防止などの安全性を考えれば、下の条件は追加で欲しいと個人的には思います。

  • キャリヤーの耐荷重設計が60kgより重い
  • 車体の重心が低い(小径車)
  • センタースタンドまたは両立スタンドの取り付けが可能
  • 電動アシスト付き

子供乗せ自転車として活用できる? カーゴバイクを紹介!!

上の条件を踏まえて、日本で購入可能で、かつ、子供乗せ自転車として活用できそうなカーゴバイクを調べてみましたので、いくつか紹介します。

tern HSD P9

小径車を多くラインナップしているブランドternから発売されているカーゴバイク。

  • 適用身長150~190cm
  • フロントサスペンションフォーク
  • リアラック耐荷重60kg(フレームとフォークは耐荷重170kgまでOK)
  • ディスクブレーキ
  • シートポストやハンドルはカスタム可能
  • ハンドル部分を折りたためば、車に収納可能
  • 縦置きが可能
  • 豊富なオプションパーツ

などなど、まさに今回の記事にドンピシャな自転車。

サイクリングにも適しているので、家族でちょっとした遠出にも最適ではないでしょうか。

正直、欲しいです。

※日本の公式HPでは、「日本と海外とでは安全基準が異なるため、日本国内においては日本の基準に則りチャイルドシートの取り付けを推奨いたしません。」とあります。スペックを見る限り十分だと思うのですが、どのあたりが安全基準を満たしていないのか、気になるところです。

参照:tern公式HP

※2021年7月14日追記
なぜ推奨しないのか、調べた結果を別記事にまとめましたので、よろしければそちらもご覧ください。

T-TRIKE SYNCHRO CARRY

日本企業が開発した前2輪の3輪型カーゴバイク。

全長187cm、幅59cmと、道路交通法ギリギリいっぱいのサイズ。

前2輪は左右独立型サスペンションシステムを搭載していて、段差通行時も水平性を確保。

最大120kgの荷物を運搬できる強固な設計。

一度、街中で実車が走行しているのを見たことがありますが、どちらかと言えば、個人向けというより荷物の搬送などの業務用、歩行困難者の移動補助などの介護用を目的に開発されているなという印象でした。

参照:T-TREIKE公式HP

STREEK(旧ブランド名:STROKE)

カーゴバイク記事で必ず紹介されると言って良いほど、日本の自転車業界で抜群の注目度を誇るカーゴバイクです。

まだ開発途中ながら、キャリア部分をフレームで囲むという斬新なデザインに魅了され、みんなが発売を心待ちにしている自転車です。

開発段階のスペックでは、全長189cm、幅59cm、積載荷重60kgと、上で紹介したT-TRIKEのSYNCHRO CARRY同様、日本の道路交通法にしっかり適応した設計がなされています。

走行性能もスポーツ車に近いフィーリングになるよう設計しているということなので、いったいどのような走りをするのか、とても興味があります。

チャイルドシートもキャリー部分に取り付けを想定しているようなので、詳報を期待したいと思います。

※公式twitterで、今年いよいよ量産体制に入るとのことなので、もうすぐ発売されます!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

instagramを見ると、海外ではしっかり子どもを乗せることを想定したカーゴバイクが多く販売されています。

ただ、やはり海外の道路事情に合わせた設計なので、日本の法律や道路事情に合わず、日本国内では使い勝手が悪いものがほとんどです。

今回紹介した3台は、日本の道路事情にも適応した設計であることが特徴的でした(3輪タイプはロック式駐輪場に置けないなどデメリットもありますが)。

グラベルバイクのように、カーゴバイクというジャンルが今後盛り上がってくれば、より日本に適したカーゴバイクが増えると思いますので、今後の展開に期待しましょう。

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