新しい相棒? の紹介~YAMAHA PAS Babby un SPのインプレ~

自転車
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

趣味のロードバイクに関する情報を紹介する当ブログですが、コロナ禍に入ってから全く愛車に乗っていないギョーテンです(泣)。

まあ、子どもの成長家庭環境の変化も理由の一つなので、一概にコロナ禍ばかりのせいではないのですけどね。

それに、家族で過ごす時間が増えたので悪い事ばかりではないです(でもそろそろ乗りたい)。

それはさておき、我が家に新しい相棒を迎えましたので、インプレしたいと思います。

今回の相棒はロードバイクではなく、電動ママチャリです。

電動ママチャリの紹介なんて、手垢が付きすぎてベッタベタなコンテンツですが、「ロードバイク好きが評価するママチャリのインプレ」というのは、少し面白いんじゃないかと思って、記事にしたいと思います。

まずは車体紹介、新しい相棒の名前はYAMAHA「PAS Babby un SP」!

購入したモデルは、YAMAHAのPAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)です。

YAMAHAの子供乗せ自転車シリーズのうち、リヤチャイルドシート標準装備モデルになります。

フロントチャイルドシートを追加で装着すれば、未就学児を前後に2人、同時に乗せることができる「幼児二人同乗用自転車」でもあります。

参考ページ:PASシリーズ公式HP

「PAS Babby un SP」の気になるところを紹介!(ロードバイク乗りの父親目線)

このモデルの主な特徴や、バッテリーの性能云々については、公式HPが一番わかりやすいので、是非そちらをご覧ください。

ここでは、ロードバイク乗りで4歳児の父親である自分目線で気になった各部を紹介していきます。

ライト

フロントライトはバッテリーで。

リヤライトはソーラー電池で。

それぞれ日没や振動を検知して自動で点灯するので、運転者の操作は不要です。

フロントフォークには、反射板を取り付ける台座を装備。出先でライトが壊れても、とりあえずは大丈夫。
リヤライトはソーラー電池式で、昼夜問わず振動を感知すると自動でライトが点滅する。

タイヤ・ホイール

完成者に装着されているタイヤの規格は20×2.125HE(タイヤ幅約5.3cm)。

タイヤブランドは、台湾のCST(チェンシンタイヤ)のC727。

ネットで検索した程度ですが、ヤマハの他にパナソニックやブリジストンの電動アシスト自転車にも採用されている、電動アシスト自転車のアッセンブルタイヤとしては標準的なタイヤのようです。

Amazonでも取り扱っているので、自分でメンテナンスする人には交換がしやすいパーツです(お値段もお手頃ですし)。

リムは中国のHUAFENG社のステッカーが貼ってありました。

詳細は不明ですが、ネットで見る限りはママチャリにはよく採用されているメーカーのようです。

タイヤはCSTのC727。CSTは、中国ではトップ10に入るタイヤーメーカーだそうです。
メーカーの名前がHUAFENG社であること以外に全くの情報がない。

ブレーキ

ブレーキは前後で仕組みが違いました。

フロントブレーキは、ロードバイクやクロスバイクでおなじみのキャリパーブレーキ

リヤブレーキは、ママチャリでおなじみのローラーブレーキ

どちらも、ママチャリの平均的なスピード(大体時速15~20km/h)では、問題なく機能するブレーキ構造です。

自分の中では一番なじみが深い、キャリパーブレーキ。

シートポスト・サドル

シートポストは、ロードバイクでもおなじみのΦ27.2mm。

サドルは、ママチャリでよくある、座面に分厚いクッションとスプリングを装備。

シートポスト径が27.2mmなので、あんなパーツやこんなパーツにカスタムができそうだなと、奥さんには内緒で画策中です。

刻印は見えませんが、シートポスト径は27.2mm。カスタムし甲斐がありそうです。
サドルもカスタムし甲斐がありそうですが、奥さんが座ることも考えないといけないので、中々手が出しにくい部分です。

その他

そのほか、気になった部分を写真を交えてご紹介します。

スタンドを立てると同時にハンドルもロックする「ハンドルストッパー」。どういう仕組みなのかと思っていたのですが、スタンドとハンドルがワイヤーでつながっていただけでした。シンプル!

PAS Babby un SPのインプレ

それでは、「PAS Babby un SP」に乗ってみた感想を書きたいと思います。

アシスト力はどんな感じ?

やっぱり楽です。

上り坂ぐらいしか恩恵はないだろうなと想像していたのですが、平地でもしっかりアシストしてくれました。

アシスト力の評価ですが、ロードバイク風にいえば、ギアが1段軽くなった感じ、という感覚が似ていると思います。

スイスイ進む! ではなく、なんかペダルが軽い、という感じです。

上り坂ではそれが顕著で、ギアが3~4段軽くなった気になります(登り特有の踏みの重さは変わらずあります)。

あくまでアシストです。ペダルを踏むのをやめると倒れてしまうので、注意が必要です。

スピードはどのくらい出る?

はっきり言って、スピードは出ません。

具体的なスピードを書くと、アシストが効く範囲では時速15~18kmが限界です。

アシスト関係なく、本気で踏み込んだとしても、時速25~28kmを維持するのがやっとです(子供は乗せず、自分一人で運転しているときにやってみました)。

ただ、「PAS Babby un SP」は子どもを乗せて走るために設計された自転車なので、本来スピードを求めてはいけない自転車です。

それに、ロードバイクと比べて横剛性なんてあってないようなものなので、本気で踏み込むと荷台部分のチャイルドシートがぐわんぐわん左右に揺れるので危険です。

子どもを乗せているときにスピードを出そうとするのは絶対にやめましょう。

コーナリングしやすい?

お世辞にも小回りが利くとは言えません。

ホイールベースが1,170mmと長い(ロードバイクは980mm前後)ので、直進安定性は高いですが、その分、小回りは利きません。

90度程度のコーナーであればなんの心配もいりませんが、それ以上の鋭角コーナーや、自転車止めのポールを避けたりする際、ロードバイクと同じ感覚では曲がることはできませんので、急カーブを進むときは、素直に足をつけて進むのが良いと思います。

ブレーキはきく?

いたって普通。なんの問題もありません。

これは個人的な感想ですが、時速20km以下の速度であれば、ブレーキになんの問題もありません。

時速20km以上のスピードでブレーキをかけようとすると、車体の重量に負けて制動距離が延びてしまう感じがするので、注意が必要です。

あと、注意してほしいのは、ブレーキの際は必ず前後療法のブレーキを同時に使用すること、です。

PAS Babby un SP」をはじめ、子供乗せ用電動アシスト自転車は車体の重量が重く、前後ブレーキの片方だけで自転車を止めようとすると、やはり重さに負けて制動距離が伸びてしまいますし、ブレーキのゴムパーツの消耗も早くなってしまいます。

子どもを乗せているときの急ブレーキなんて事故要因以外の何物でもありません。安全運転を心がけましょう。

子どもは乗せやすい? おとなしく乗ってくれる?? 乗り心地は???

一番重要な、「子どもがおとなしく乗ってくれるか問題」は、我が家では取り越し苦労でした。

むしろ、どこかに出かけようとすると、

「自転車で行くの?」

と、開口一番に訊いてくるほど気に入ってくれたようです。

親目線で言えば、「PAS Babby un SP」はホイール径が20インチと小さく、必然、車体の高さも低くなるため、子どもの乗り降りはとても楽です(というより、それが理由でこの自転車を選びました)。

チャイルドシートの座面にはクッションも敷かれていますが、お世辞にもクッション性抜群とは言い難いので、気になる方は追加でクッションを用意してあげたほうが良いかもです。

もう一つ、我が子は年齢の割に背が高く、商品によってはシートベルトの長さが足りなかったり、座ることができないチャイルドシートもありました。

でも、「PAS Babby un SP」に標準装備されているリヤ用チャイルドシートは、サイズがぴったり(むしろまだ余裕がある)でしたので、同じように背が高くてチャイルドシートのサイズが合わないと悩んでいる方は一度お店に見に行ってみても良いかもです。

走るときの注意点は?(ローディならでは)

ここでは、ロードバイク乗りの視点で走ってみて感じた感想を少し紹介します。

ちょっとネガティブなことも書いていますが、どれも、気を付けていれば問題ないレベルの話です。

  • ハンドルが近いので、乗っているときの姿勢は楽だが運転操作がしにくい。
  • コーナーリングでハンドルに足が当たったりする。
  • ダンシングはできない。立ち上がると、低重心&後ろ荷重すぎて、蛇行がひどくなる(そもそも、子供を乗せているときにそんな危険な真似はできない)。
  • 自転車の上で子どもが寝てしまった時、シートベルトが支えにならない。前に倒れてくると、肩がすり抜けてしまう。子どもが倒れこまないよ、サポートグッズが必要。
  • タイヤ幅が広いからか、段差の乗り入れや点字ブロックで後輪が滑っている感触がある。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

走るのが楽になると言えば楽なのですが、基本、日本人女性の体格を想定した設計だなという印象があります。

なので、日本人男性の平均より少し上の、自分のような体格の人間には少し無理が出てきてしまいます。

まあ、日本の子育て事情を鑑みれば、日本人女性をターゲットに商品開発をするのは当たり前だと思います。

このあたりはロードバイク市場と真逆で面白いですね。

ただ、夫婦で協力して育児をする家庭が増えている昨今の事情を踏まえると、電動ママチャリ業界もこれから変革が必要ではないでしょうか。

そういう意味では、カーゴバイクを子乗せ自転車として活用す動利用したり、Camilyのようなサイクルトレーラーの活用はもっと活発化しそうですね。

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