自転車父娘旅の短編映画「GENERATIONAL TALES: A DAUGHTER’S FATHER」のレビュー

子育て
Image by Sean Wareing from Pixabay
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みなさん日々の生活ご苦労様です。

ギョーテンです。

先日、Youtubeにて自転車父娘旅の短編ドキュメンタリー映画「GENERATIONAL TALES: A DAUGHTER’S FATHER」が公開されていましたので、感想を記事にしたいと思います。

日本語字幕付き(「字幕オン」設定で表示)で、約23分間の短い動画です。

YouYouTubeより

あらすじ

この『GENERATIONAL TALES: A DAUGHTER’S FATHER』は、娘が父を誘い、5日間のグラベルツアーライドに挑戦するドキュメンタリー短編映画です。17歳の時以来、バイクパッキングの旅に出たことのない父、ウリは、7年間世界中を自転車で旅してきた娘のフランツィと、彼女の妥協のないライフスタイルに魅了され、また自転車での旅に興味が湧いてきました。

そしてついに2020年、娘と父のペアチームで5日間のグラベルツアーライド「トスカーナトレイル」に挑戦。父はビギナー、娘はリーダー。娘の人生における最大のサポーターだった父は、5日間のテント泊も、着替えやシャワーの無い生活も経験したことがありませんでした。新しい経験を受け入れる父、ベテランとして逞しくリードする娘。ライドを通して少しづつ変化していく親子の関係にもご注目下さい。

cyclowired掲載記事より(https://www.cyclowired.jp/news/node/340559

トスカーナトレイル(Tuscany Trail)とは?

イタリアのトスカーナ州で開催されているバイクパッキングイベント。

トスカーナの山間部を北から南へ約500km移動し、獲得標高は約1万mにも達します。

ちなみに、2021年大会は5月30日開催だそうです。

参考ページ : Tuscany Trail公式HP

感想

まず、映し出される風景が美しい。

YouTubeより

ロードレースの映像もそうですが、ヨーロッパの自然風景は見ていてとても気持ちが良いです。

映し方が巧いというのもあるのでしょうが、日本にはない広大な景色を見ると、いつかロードバイクで走ってみたいという衝動にかられます。

この映画をみようと思ったのは、「自転車親子旅」というタイトルに魅かれたからです。

自転車を趣味にしている人間として、また、子を持つ親として、親子の関係性の参考になるかな、と思ったのがきっかけでした。

ただ、観終わった今は、「自分と自分の子ども」の事よりも、「自分と自分の親」の関係性について考えさせられています。

あらすじのとおり、イベント中はバイクパッキングの経験豊富な娘が父を終始リードしていくのですが、そういうシーンが出るたびに、「最近、自分もこんな感じで親にあれこれ口出ししているなあ」というふうに思ってしまいます。

色々とリードする娘に対して、この父は思うところはないのだろうか、とちょっと気になっていたのですが、映画の中では特に不満も漏らさず、むしろ楽しそうに自転車に乗っているシーンばかりです(疲れはしっかり顔に出ていますが)。

YouTubeより。坂道を下っていると……
YouTubeより。突然ダウンヒルポジションに!

なんやかんやで最終日。旅も終わりに近づき、娘に旅の感想を求められたときに言った父の一言が自分的にはとても痺れました。

YouTubeより
YouTubeより

これまで導く立場にあった父が、娘を対等の人間として見たことを示す言葉だと思います。

誰にもいつかは訪れる、世代交代。

自分もこんな風に自然体でその瞬間を受け入れられる大人でありたいと思います。

あと、絶賛世代交代中の自分の親にはもう少し優しくしようと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

上であれこれ書きましたが、イタリアの自然の風景と、純粋にイベントを楽しんでいる親子の様子を眺めるだけの動画です。

ご興味あるかたは、おうち時間のおともにいかがでしょうか。

※余談

さらに過酷なイベントで、4年に一度イギリスで開催される超長距離ライドイベント「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」(LEL)のドキュメンタリー映画がAmazonPrimeで視聴可能です。

総距離約1400kmを100時間以内に完走しなければいけないという過酷なイベントで、映画も後半になるにつれてみんな死んだような顔している、何が楽しいのだろう? と、疑問を抱かずにはいられない内容なのですが、やっぱり映し出される自然風景は素晴らしいので、こちらも良ければ、おうち時間のお供にどうぞ。

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